「このアプリって、どうやって動いてるんだろう?」
ふとした日常の中で、そんな疑問を持ったのが、僕がエンジニアを目指すようになった最初のきっかけでした。
当時、僕は法人営業として働いていました。
クライアントとコミュニケーションをとったり、提案資料を作ったりすることにはある程度やりがいを感じていましたが、ある時ふと、「自分は何かを“つくる”仕事をしたことがないな」と思ったんです。
営業という仕事は、基本的に「売る」ことが中心です。
もちろん大事な仕事ですが、いつか自分の手で価値を生み出せるような人になりたいという想いが芽生えるようになりました。
そんな中、あるWebアプリを日常的に使っていたとき、「これは誰が、どうやって作っているんだろう?」と強く興味を持ちました。調べてみると、それはプログラミングによって動いていることを知り、「自分でも勉強すれば、こういうものが作れるのかもしれない」とワクワクしたのを今でも覚えています。
そこから独学でHTMLやCSSを触り始め、徐々にJavaScriptやJavaにも挑戦。
初めは全く意味がわからず、エラーも連発。でも、コードを書いてブラウザに何かが表示されたときの「自分が動かした」という実感が、営業では感じたことのない新しい達成感でした。
学ぶうちに、「作れるようになりたい」ではなく、「もっと作りたい」に変わっていきました。
その後、仕事を続けながらプログラミングスクールにも通い、ポートフォリオを作成。未経験での転職は簡単ではなかったですが、少しずつ積み上げていくことで、2025年にエンジニアとしてのキャリアをスタートすることができました。
今はまだ駆け出しで、正直分からないこともたくさんあります。
設計書を読んでも最初は理解できなかったり、先輩エンジニアの会話についていけなかったり、落ち込むこともあります。でも、自分が書いたコードが動いて、それが誰かの役に立つ。それが何よりの原動力になっています。
エンジニアを目指すきっかけは、本当にささいなものでした。
でも、その小さな興味に正直になって、少しずつ行動してきたからこそ、今の自分があります。
「自分も何かを作ってみたい」と思っているなら、迷っていても大丈夫。
まずは一歩、踏み出してみてください。きっと世界が変わります。
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