長かった案件が終わった翌日、目覚ましをかけずにゆっくり寝た。
目が覚めたのは9時半。普段ならとっくにSlackを開いてタスク確認してる時間だけど、今日は違う。
そう、案件が終わった。やっと終わった。
■ 頭の中がずっと静かだった
プロジェクトが動いている間は、常に頭の中がザワザワしてた。
「あの仕様、抜けてないかな」
「レビュー戻し、今日中に終わるかな」
「バグ、再現しませんように」
そんな思考が24時間ついて回ってた。
でも今日は、不思議なほど頭が静かだった。
いつもよりゆっくりコーヒーを淹れて、冷めないうちに飲み干せた。
「何かやらなきゃ」じゃなくて、「何しようかな」って思える感覚が、久しぶりに心地よかった。
■ 気が抜けて、でもそれがよかった
正直、体はめちゃくちゃ重かった。
終盤はずっと残業続きで、休日も気持ちが休まらなかったから、今になって一気に疲れが押し寄せてきた。
「今日はもう何もしなくていい」って自分に言い聞かせて、近くのカフェに行ってぼーっとした。
本を1ページ読んでは閉じて、スマホを見て、また閉じて、ただ空を見てた。
「何もしない」をするって、案外難しい。
でも、今の自分には必要だった気がする。
■ やっぱり仕事はしんどいけど、好きでもある
案件を通して、自分の未熟さや限界を何度も思い知らされた。
でも、それと同時に、「少しずつできるようになってる自分」にも気づけた。
レビューでOKもらえた日、実装がうまく動いた瞬間、お客様の「ありがとう」。
あの達成感は、やっぱりエンジニアの醍醐味だと思う。
疲れたけど、嫌いになれなかった。
それが今日、案件明けの1日を過ごして思った正直な気持ちだった。
明日から、また進むために
今日は、完全に「自分のための1日」だった。
技術記事も読まなかったし、IDEも一切開かなかった。
でも、この1日があったから、また前を向ける気がする。
エンジニアという仕事は、常に学びと向き合い続ける仕事。
だからこそ、立ち止まって、休むこともまた“前進”の一部だと思っている。
また明日から、次の挑戦に向けて。
今日はこれで、おしまい。
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