未経験からエンジニアへ。転職して見えた現実と希望

エンジニア初心者

「未経験からエンジニアになりたい。」
そう思ったのは、ある日ふと、「このまま営業として働き続けて、後悔しないだろうか?」という問いが頭をよぎったのがきっかけでした。

当時、私は法人営業として働いていました。人と話すことも好きで、数字を追う日々にもやりがいを感じていたものの、**“自分で何かを生み出したい”**という想いが消えずに残っていました。
そんな時に出会ったのが「プログラミング」でした。

最初はYouTubeや無料の学習サイトでHTMLやCSSを学び始めました。自分でコードを書いてブラウザに表示されるだけで、「自分でも何か作れるかもしれない」とワクワクしたのを覚えています。
その後、JavaやSpringといった実践的な技術にも手を広げ、並行してポートフォリオを作成。独学に限界を感じ、スクールにも通いました。

しかし、転職活動は正直に言って甘くありませんでした。
「実務経験なし」「開発実績が少ない」というハードルは想像以上に高く、書類で落ちることも多かったです。それでも、「自分の想い」と「やってきたこと」を丁寧に言葉にし、伝えることで、少しずつ面接にも通るようになっていきました。

2025年、ようやくエンジニアとしての第一歩を踏み出しました。
最初に任されたのは設計書の作成やテスト項目の洗い出し。いわゆる“下流工程”でしたが、それでもチームで一つのサービスを形にしていく流れに関われることが嬉しくて、必死に食らいつきました。

もちろん、辛いこともあります。専門用語が飛び交い、知らないことだらけ。
「向いてないのかも」と感じる日もありますが、それでも、**“昨日できなかったことが今日できた”**という小さな成長が、毎日の励みになっています。

未経験からエンジニアを目指す道は、決して楽ではありません。
でも、自分で「つくる喜び」を知ったとき、その苦労はすべて糧になります。
遠回りでも、30歳目前でも、「やりたい」と思ったときが一番若い日。
そう思って、一歩踏み出して本当に良かったと思っています。

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