未経験からエンジニアになるには覚悟が必要だった|甘くなかったけど後悔はしていない

エンジニア初心者

「未経験からエンジニアになりたい」
そう思ったのは、手に職をつけたいという漠然とした不安と、モノづくりへの憧れからだった。

最初は「スクールに通えば何とかなるだろう」と思っていた。実際、基礎文法やWebアプリの作り方を学ぶうちに、少しずつ“できること”が増えていく実感があり、達成感もあった。でも──実務の現場は、想像していたよりはるかに厳しかった。

現場では、動くだけのコードでは通用しない。
なぜそう書いたのか?
他の人が読んで理解できるか?
将来的な拡張性は?
そういった「設計視点」や「チームでの開発意識」が求められた。

しかも、分からないことだらけなのに、「質問の仕方」すら試される。
レビューで大量の指摘をもらって凹んだ日もあったし、自分の理解力のなさに何度も落ち込んだ。

「本当に自分は向いてないんじゃないか」
「こんな思いをしてまで、なぜエンジニアになったんだろう」
そんな思考が、ふとした瞬間に頭をよぎる。

でも、そこで踏ん張れたのは、自分なりの“覚悟”があったからだと思う。

・一度やると決めたからには、半年〜1年は何があっても続ける
・分からないことを“悩む”のではなく、“調べて解決する”癖をつける
・周りと比較しすぎず、昨日の自分と比べて前に進む

この3つを心に決めてから、不安はあっても“逃げる”ことは減った。
エンジニアという職業は、常にアップデートが求められる世界。
でもそれは、「いつからでも成長できる世界」でもある。

もちろん、最初からすべてが順調な人なんていない。
むしろ、つまずいた数だけ、学びがある。

未経験からエンジニアになるには、**スキル以前に「折れない覚悟」**が必要だ。
楽ではなかった。でも、挑戦してよかったと、心から思っている。

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