この春、新卒で入社したエンジニアの人たちを見ていると、つい自分の新人時代を思い出す。
右も左も分からず、必死にキャッチアップしていた頃。
あのときの気持ちを忘れたくないし、今だからこそ伝えたいことがある。
■ ① 技術よりもまず“素直さ”が大事
最初のうちは、正直なところ知識もスキルも足りなくて当たり前。
でも、わからないことをそのままにしないで、素直に聞けるかどうかが大きな差になる。
現場では「質問する力」こそ武器になるし、恥ずかしがる必要なんてない。
むしろ、分かったふりをする方が危ない。
■ ② 先輩を“観察”することが学びになる
新卒時代は、自分のことで精一杯になりがち。
でも、少しだけ周りを見る余裕を持つと、学びの量が一気に増える。
・タスクの進め方
・報連相のタイミング
・レビューで気をつけているポイント
先輩の行動を観察するだけで、書籍には載っていない「現場のリアルな知識」が吸収できる。
■ ③ 失敗を恐れすぎないでほしい
新卒は、挑戦して、失敗して、そこから学ぶことが許される期間だと思う。
失敗を避けるより、失敗した後にどうリカバリーするかが大事。
僕自身も、最初の案件で大きなミスをしたけれど、それを乗り越えた経験は今でも生きている。
■ ④ “受け身”より“主体性”
指示を待つだけでは、いつまでたっても成長できない。
「次は何をやるべきか」「どうしたらもっと良くなるか」を自分から考える習慣をつけてほしい。
その姿勢が、チームから信頼されるきっかけになる。
■ ⑤ 比べすぎなくていい
同期や他部署の新卒と比べて落ち込む必要はない。
成長スピードは人それぞれだし、できることも得意なことも違う。
大切なのは、昨日の自分より一歩進んでいるかどうか。
それだけで十分だと思う。
まとめ
新卒の皆さんに伝えたいのは、「完璧じゃなくていい」ということ。
わからないことは素直に聞く、挑戦を恐れない、失敗から学ぶ――
それだけで、1年後にはきっと驚くほど成長しているはず。
僕もまだまだ勉強中だけど、一緒に頑張っていけたら嬉しい。
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