初めての実務でいきなり上流工程を任された話|正直、マジでしんどかった

エンジニア初心者

エンジニアとして転職し、初めてのプロジェクトにアサインされたとき。
「まずはテスト工程や簡単な改修あたりから始めて慣れていく」と聞いていたし、自分もそう思い込んでいた。ところが蓋を開けてみれば、まさかの“上流工程”ど真ん中。要件定義のレビュー、詳細設計の作成、設計書の精査……想像していたよりもずっと難しいフェーズに、いきなり放り込まれた。

正直、めちゃくちゃしんどかった。
技術的な知識はもちろん、業務フローやドメイン知識もままならない中で、レビューで指摘されるたびに「自分ってこんなにできないのか」と落ち込んだ。設計書を書いても全然通らない。資料の読み方すら分からず、何度も「何を見て、どう判断すればいいのか」が分からなくなった。

周りはベテランばかりで、聞くのも怖かった。でも聞かなきゃ進まない。毎回、Slackで質問するのにも勇気が要ったし、「何度も同じこと聞いてないか」「こんなこと聞いたら怒られるかも」ってビクビクしていた。

土日も設計書を見返して、関連技術をググって、ちょっとでも“追いつこう”と必死だった。頑張っても頑張っても、報われている実感がなくて、「なんで自分だけこんなに苦しんでるんだろう」と思ったこともある。

でも、少しずつ少しずつ、設計の意図が見えるようになってきた。レビューで「今回はよく書けてるね」と言われた日、少しだけ報われた気がした。

今思えば、しんどかったけど、あの経験があったからこそ“設計の視点”や“全体像を意識する力”が少しずつ養われた気がする。下流工程だけをやっていたら、きっと気づけなかったことが山ほどあった。

とはいえ、もう一度やれと言われたら正直キツい(笑)。
でも、あの“しんどさ”があったからこそ、今の自分がある。
エンジニア1年目で上流を任されたのは無謀だったかもしれないけど、無駄ではなかったと思いたい。

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