初めてのレビューで大量の指摘をもらった話|心が折れかけたけど成長できた

エンジニア初心者

エンジニアとして働き始めて間もない頃、初めて自分が書いたコードがレビューに回された。
「まあ、ちょっとした指摘があるくらいだろう」と、正直そのときは軽く考えていた。
だけど、戻ってきたレビューには── 真っ赤なコメントと大量の指摘

変数名の付け方、命名規則の不統一、nullチェックの不足、ロジックの責務分離、メソッドの長さ、例外処理の考慮漏れ……
最初は「細かいな」と思っていたけど、読み進めるうちに、だんだんと顔から血の気が引いていった。

「うわ……自分、こんなにできてなかったのか」

コードを書くのに時間もかかったし、ググりながら丁寧に書いた“つもり”だった。でも、それはあくまで“自己流”だった。
レビューしてくれた先輩の指摘は、どれも的確で、実際に指摘通りに直すとコードが読みやすく、再利用しやすくなった。
でも、それが分かっていても、心の中ではショックが大きかった。

指摘の量=自分のダメさを突きつけられているような気がして、少しだけ泣きたくなった。

ただ、落ち込んでばかりもいられない。
せっかくもらった指摘を無視するのはもったいないし、ここで踏ん張らなきゃ何も変わらないと思った。
それからは、指摘内容をメモ帳にまとめて「次から同じことは繰り返さない」ことを目標にした。毎回レビューで指摘されたポイントをNotionにまとめ、チェックリスト化してコードを書くようにした。

すると少しずつだけど、指摘が減ってきた。
何度も書き直したコードが、レビューで「よく書けてるね」と言われたときは本当にうれしかった。

レビューは、間違いを責める場じゃない。
より良いコードを書くためのアドバイスをもらえる、ありがたい機会なんだと、今は素直に思えるようになった。

初めてのレビューで心が折れかけたけど、あの経験があったからこそ、自分のエンジニアとしての土台ができたと思っている。
もし今、レビューが怖いと感じている人がいたら、伝えたい。それはあなたがダメだからじゃなくて、伸びしろがあるからこそ、指摘されているんだと。

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