エンジニアとして働いていると、ふと頭をよぎることがある。
「このスキルがあれば、いつかは独立できるんじゃないか？」という考えだ。
フリーランスとして自由な働き方をしたり、自分のサービスを作って世に出したり…そんな未来に憧れる人は少なくない。
■ 独立は「技術力」だけで成り立たない
もちろん、技術力は独立の大前提だ。
でも、現実にはそれだけでは食べていけない。
案件を取るための営業力、契約や請求といった事務スキル、スケジュール管理能力…
会社員時代は会社が担ってくれていた部分を、すべて自分でこなす必要がある。
特に営業面は、多くのエンジニアが見落としがちだ。
どれだけ腕が良くても、仕事を継続的に取れなければ生活は成り立たない。
■ 独立するための準備期間が必要
独立を夢見るなら、いきなり飛び出すのではなく準備期間を持つべきだ。
副業で案件を経験してみる、フリーランス仲間から話を聞く、業務委託の相場を調べる…。
特に、今のうちから「自分の名前で案件を受けられる状態」を作っておくことが大切だ。
また、最低でも半年〜1年分の生活費を貯めておくと、精神的な余裕がまったく違う。
■ 会社員としての経験も大きな財産
独立は自由度が高い一方で、自己責任の世界だ。
会社員としての経験は、そのリスクを減らすための土台になる。
特に、チーム開発や大規模案件の経験、レビューを通じたコード品質の向上、顧客とのやり取りのスキルなどは、独立後にも直接役立つ。
「今の仕事は将来の独立のための修行だ」と考えると、日々の業務にも目的意識が生まれる。
■ 独立の先にある未来
独立すれば、働く場所や時間、案件の選択が自由になる。
しかし同時に、収入の不安定さや自己管理の難しさも伴う。
結局のところ、「自由」と「責任」を両方受け入れられる覚悟があるかがカギだ。
僕自身、今すぐ独立するつもりはない。
でも、この数年で技術力と人脈、そして営業力を蓄え、いずれは「独立」という選択肢を現実にできるように動いていきたいと思っている。
まとめ
いつかは独立できるのか――答えは「YES」だ。
ただし、それは技術力に加え、営業力や自己管理力、人脈、そして準備期間を経た上での話だ。
焦らず、着実に準備を進めながら、自分にとってベストなタイミングでその一歩を踏み出したい。
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